姿勢改善への取り組み

姿勢について

皆さんは、姿勢について普段どれだけ意識して生活されていますか?

立っている時、座っている時、歩いている時、仕事している時など、思い返してみるとあまり意識していることは少ないと思います。

しかし姿勢の悪さは、腰痛や肩の辛さ、手足の痺れ、頭痛など様々な症状を引き起こしてしまうと考えられています。

一言に姿勢と言いましても頭の位置や膝関節が伸ばしきれるか等々様々。 一般的によく耳にするのは、特に骨盤周りの傾き、さらにその上に連なる背骨の弯曲 ・ 傾き ・ 捻じれ、胸郭の開き方はカラダの不調の原因としては非常多い要因です。

骨盤の傾きでは、前後の傾きによって反り腰・受け腰、左右の傾きにより側弯・左右筋肉の硬さの違い・捻じれ、胸郭の開き具合により猫背・巻き肩など。 ひどい方は頭痛や吐き気、肩から手先、お尻から足先までしびれなど辛い症状を引き起こします。

辛いからお薬を飲む、辛いから揉みほぐすは一時的な対処としては良いものだと思いますが、それらを予防するためには、やはり普段から姿勢を気を付けながら過ごさなければなりません。

姿勢改善について

姿勢を良くしようと言っても、骨盤をしっかり立てたり、立てるためには太腿部の筋肉の柔軟性が必要であったりと、股関節・膝関節の柔軟性もとても重要になってきます。

カラダが硬い方、姿勢が悪い方は、良くしようとするとすぐ疲れてしまったり痛みが出てしまったりと、初めのうちは逆にカラダが悪くなってしまったのではないかと思われるかもしれません。

しかしこれは、姿勢を良くするための筋肉を意識的にずっと使ってこなかった事。そして硬くなってしまった背骨まわりの筋肉や靭帯のような軟部組織を急に動かしたから出る痛み・辛さです。

この辛さが嫌になり姿勢を良くすることをやめてしまっては中々改善しません。

しばらくすると段々慣れてきて、筋肉も強くなってきます。

当然、いままで使ってこなかった筋肉を使うわけですので、筋肉疲労が起きますが、『ゆっくり温浴をする』『ストレッチ』『揉みほぐす』『睡眠をしっかりとる』などして、良い状態に戻しましょう。

姿勢改善に大事なこと

姿勢改善に一番大事なことは姿勢を良くしようという意識です。

まだまだカラダが元気に動く方は色々な運動で筋力を鍛えることはとっても良いことですね。

しかしその鍛えた筋肉をいくらお持ちでも、意識して使わなければただの錘(おもり)になってしまいます。力強い筋肉があれば、その分姿勢も良く維持しやすいですよね。

ご高齢の方々も諦めてはいけません。腰や首が曲がってしまった方も、少しの時間でもハッと気づいた時だけでも、一息ついてグーっと姿勢を良くするようにしてみましょう。

散歩中、買い物中、窓ガラスやお店のウィンドウに写った姿をみて「あっいけない、姿勢姿勢!」とカラダを伸ばしてみましょう。

そんな習慣や良いクセが段々ついてくればしめたもの。姿勢が良い方は、実年齢よりも10歳20歳も若く見えると言っても言い過ぎではありません。

カラダを支える筋力もしっかりしてきて、転倒のリスクも減らせます。

以前、90歳過ぎのご高齢の女性で『バレエ』をされてる方、『コーラス合唱団』などで歌を歌われている方々に、 「どうしてそんなにも姿勢が良く元気でいられるのか」と尋ねたことがあります。 「それは姿勢を良くすることが美しく、そうあるべきで、バレエをするにも歌を歌うにもとても大事なことで、日常的にそうしているから」と教えて下さいました。

子供からご高齢者まで男女問わず姿勢を良くすることは確実に健康生活の質を上げられます。中々すぐに良くなるということはありません。時には一息ついて気持ちを緩めることも大事です。出来ることなら普段から姿勢を意識しつつ、リラックスしながらお過ごしになってください。

改善させるために力を入れる部分は入れて、抜くところは抜くといったアドバイスなどをまじえながら施術をし、みなさまにお伝え出来ればと思っております。

長くなりましたが、『いちかわ整骨院 PTCS』では、姿勢の改善に力を入れ、日々みなさまが健康でいられるようお役に立てれば幸いです。